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血糖不足におちいると? ダイエットのワナ [身体全体]


■ 血糖不足におちいると? ダイエットのワナ


血糖値が高い人が心配になるといえば「糖尿病」。

「血糖」は、血液の糖分と書きますが、文字が示すとおり、血液の中にあるブドウ糖のことを意味してます。

ブドウ糖はエネルギー源です。
血液中にあるブドウ糖は、常に一定の濃度に保たれて体を駆け巡り細胞に行き渡ります。

その血糖濃度をコントロールしているのが「インスリン」。インスリンが不足したり、あるいはインスリンの働きが弱くなったりすると、血液中に多量の糖が存在することになってしまいます。

インスリンが不足して、血糖が多くなってしまう病気が糖尿病。
過剰になって、血糖が不足するのが低血糖です。

血糖値は食事や体調によって変動しますが、正常な変動幅は、およそ70〜120mgdlの間。この変動幅を超えて低いほうに傾いて症状が現れる状態を、低血糖症といいます。

病気に至らない正常な人も、絶食時間の長さ、年齢、性や妊娠の有無などによって、低い血糖値を示すことがあります。このような場合、痛所は、イライラ感が強い程度でおさまるのですが、それでは済まないこともあります。


■  低血糖だと脳の処理能力が落ちる?

急性低血糖症とは、血液中の血糖値が異常に下がる症状です。顔面蒼白、極度の疲労感、めまい、ふるえなどがあこって、日常活動が正常にできなくなります。一般的には、糖尿病患者が使用した「インスリン」の効果が強く現れすぎると起こる症状です。

しかし。

急な激しい運動、長時間の絶食、アルコールの飲みすぎなどでも急性低血糖症が起きることがあります。糖尿病患者でなくても、急性低血糖症になる可能性は十分にあるのです。


糖尿病には1種と2種があります。体を守る免疫の仕組みの異常が主な原因なのが「1型糖尿病」で、生活習慣が主な原因となるのが「2型糖尿病」です。

とくに、インスリンによる治療で急性低血糖症になりやすいのが、1型糖尿病の人。血糖値を上げるホルモン「グルカゴン」「アドレナリン」などが正常に分泌できない場合が多いのあ原因です。

低血糖症になると体の動きが辛くなるといった症状が表れますが、脳にもダメージを与えると言われてます。


研究グループ(英国王立病院ロイヤル・インファーマリー・オブ・エジンバが中心)は、急性低血糖症が成人の作業記憶と言語処理能力に与える影響を検証しました。

作業記憶というのは、心の中で情報を一時的に保ちながら同時に処理する能力のこと。会話や読み書き、計算などの基礎となってる能力です。

検証の詳細は省きますが、1型糖尿病の20人と健康な20人、の成人を対象に行われました。

正常血糖のときと低血糖のときでテスト成績を比較すると、低血糖症を起こした状態では、テストの結果が極めて悪く、正答率も落ちていたそうです。中程度の急性低血糖症がおこると、日常生活で必要な「作業記憶」と「言語処理能力」が落ちることは確かめられたというわけです。


糖分を食べ続けると、血糖値が高くなります。糖分が多いのは、チョコやケーキのような甘い物ばかりでなく、主食であるお米などにも豊富に含まれてます。糖分が太る原因となってることから、女性にとって、ダイエットの対象になりがちです。目の敵にされている部分がありますね。

しかし、糖分は身体のエネルギーそのものです。不足すると、体の動きが悪くなるどころか、思考が低下して頭も悪くなります。

過剰なダイエットは、自らの素養を減衰してしまう危険がある・・・ということ。

ダイエットするなら、「ほどほど」か「きちんと計算して」行うのが良さそうです。



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