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農業と高齢者の健康 [年齢的な健康]

■ 農作業すれば高齢者も健康な心身に?


高齢になると、さまざまな障害がおこります。
認知症はその最たるものですが、そうでなくても身体が動かなくのは明白です。

でもなぜか、都市部の老人に偏っている気がするのは偏見でしょうか?

日々田畑で作業する高齢者は、めっちゃ元気。
うちの田舎は農業地域ですが、わが親も含めた老人達の元気なこと。

80を過ぎた最近こそ入院がちになりましたが、「部屋で安静に」という医者の言葉を無視。目を離すと、5キロ離れたパチンコ店まで、出かけてしまう始末。あのバイタリティは見習うところがあります。



日々田畑で作業する高齢者は、しない人に比べて日常生活の活動能力が高くて、うつ症状が出にくい――

そんなアンケートの結果があるそうです。JA愛知厚生連足助病院などが65歳以上を対象に実施したそうです。これは、農作業が認知症予防につながる可能性を客観的に示してますね。

これは、山間地域の住民を対象にしたアンケートなので、一般論的ではありませんが、元気な高齢者の回答結果ということから、広く参考になると思います。回答の6割の人が、毎日するべき仕事に「田畑の世話」を挙げたそうです。


「田畑の世話」の有無と認知症になりにくいかどうかに関係する身体的・精神的健康状態とを比較(アンケート内容の詳細は省きます)。それによれば、「田畑の世話」をする人は「良好」が90%を占め、世話をしない人より14ポイント高いという結果がでました。

さらに年代を「65~74歳」「75~84歳」「85歳以上」に分類したところ、85歳以上では田畑の世話「あり」の「良好」割合は77%にもなり、「なし」より20ポイント以上高いということになりました。

以上は身体的な影響です。
「心」に関してはどうでしょうか?


■ 認知症予防も


精神的な健康状態のアンケートは、「活動的でなくなったり興味を失うことはあるか」など15項目を挙げ、「満足していない」など否定的な回答を各1点で合計点を算出してます。4点以下を「うつ症状なし」、5~10点を「軽度のうつ」、11点以上を「重度のうつ」と判定しました。

その結果、田畑の世話「あり」の人は「なし」に比べて「うつ症状なし」の割合が多く、「軽度・重度うつ」も少ないことがわかりました。


健康維持に運動は欠かせませんが、農作業の場合はさらに目的が加わります。やみくもに身体を動かす以上に、身体的の健康が高まるようです。また、外出が増えて他人と交流することが多いことからか精神的な健康にもつながります。それが認知症を予防する可能性が高いということのようです。

とはいうものの、高齢になってから農作業を始めるのは困難です。身体が自由に動くうちに、なんらかの外作業を日課にしていくのが、自然でいいかもしれません。


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