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足や身体が浮腫んでしまった。むくみの原因 [身体全体]


■ 足や身体が浮腫んでしまった。むくみの原因


太っているわけじゃないのに、ときおり指や足がデブッとなる「浮腫み」。足がむくんでクツが入らないという経験は、誰にでもあるかと思います。足や手といった身体の一部が膨れ上がって太くなる。これこそ多くの人が感じている「むくみ」の症状です。

何か、特別なことをしたわけじゃないのに、部分や全体がぷにぷに太くなる浮腫み。症状はわかりますがいったいどういうことが原因で、おこるのでしょうか。

むくみのことを医学的には浮腫(ふしゅ)と呼びます。「浮腫む」と書いて「むくむ」と呼ぶほど、すでに一般化してる言葉です。浮腫みという症状は、血液中の水分が血管やリンパ管の外にしみだして、手足、顔などの皮膚の下に溜まった状態のこと。多くの人が経験する症状としては顔とか足なので、そういったところにだけ現れるという印象があります。

 顔のむくみ
  朝起きがけで鏡を見たとき、目や頬、顎のラインが大きめ。
 足のむくみ
  靴やブーツを履いたときなど、脚や ふくらはぎ が窮屈。


おこらない人はおこらないのも浮腫みです。「私には関係ない」と思ってる人もいるでしょうが、一度でも起こってしまえば神話は崩れます。浮腫みをおこした細胞は、以後、養分の取り入れや老廃物の排出が上手くいかなくなってしまい、じわじわ、むくみが悪化しやすい環境となってしまってます。一度おこると癖になる、つまり慢性化しやすいのが浮腫みだといえるのです。


■ むくみのおこるメカニズム(仕組み)とは?


慢性化しやすいのがわかりました。では具体的なメカニズムはどうなっているのでしょう。
むくみの出る原因を医学的に説明すると、以下のようになるようです。

       ↓  ↓  ↓
体内の組織など血管の外に、余分な水分(血しょう成分)が溜まった状態」/font> 「血しょう成分」とは血液の液体部分のことです。血液が運んできた栄養分や酸素を腎臓や肺などの組織に運ぶのが仕事です。血しょう成分は、本来の役割を果たしたあとに元の血液へと戻っていくのですが、うまく戻れなかった成分はそのばに残ります。余分な水分が溜まった現象。これが「浮腫み」なのです。 では余計な水分が溜まるのはナゼでしょう。血液から出たものは血液に帰っていくはずなのに、どうしてうまく いかなかったのでしょう。 人間の身体内には、動脈と静脈の二つの血管があります。そおにリンパ管を加え、3つの管が全身を巡るように張り巡らされています。「血しょう」成分は、行きと帰りでそれぞれ重要な役割を担ってます。 ・行きの役割  血液は、心臓というポンプから送り出されて、動脈を通り身体の隅々まで行き渡っています。このとき血液中の血しょう成分は細胞間の「細胞間液」となって、細胞に酸素や栄養を届けるのです。 ・帰りの役割  酸素や栄養を届けたあとの細胞間液は、細胞で使われた二酸化炭素や老廃物を回収する役目に切り替わります。空になったトラックが帰り便を運ぶのに似てますね。細胞間液はふたたび血液の「血しょう成分」となって、静脈やリンパ管を通って心臓に戻っていきます。 一連の流れが正常にいったときは素直に戻るのですが、血液が帰るときに静脈の働きが悪くなってしまうと戻りに失敗します。静脈に戻れなかった分は別のルートで戻ろうとリンパ管へ殺到します。そうなると、リンパに送られる細胞間液(血しょう成分)の量が増えてしまいますが、リンパにもキャパがあるので全部を受け入れることはできません。運べなかった分はその場に取り残されてしまいます。 「むくみ」になる仕組みとは、静脈がつまったり、リンパ液がスムーズに流れないことが原因です。血管に戻らずに、細胞と細胞の間に残ってしまた「細胞間液」。これが浮腫みをおこした張本人なのです。 残った「血しょう成分」は余分な水分です。溜まってしまう状態を「むくみ」と呼んでいるというわけです。 ■ むくみがおこる原因 仕組みがわかったところで、原因を考えます。 一般的なところですが、むくみは主に、次のようなことが原因となっておこるといわれます。 ・塩分のとりすぎ  液体は濃度の濃いほうに引かれます。インスタント食品などを食べ過ぎると、体内の塩分濃度が高くなります。塩分の影響で細胞の浸透現象を起こして、血管の外に水が染み出すことでむくみの原因となります。 ・同じ姿勢を長時間続けること  座りっぱなし、立ちっぱなしなど、同じ姿勢を続けると、水が動かずに一定のところに溜まってしまいます。夕方の足がむくむのは、重力の影響で水が足のほうにたまってくるからです。 ・冷えや血行不良など  冷えは、血流を悪くします。筋肉の疲れやストレスなどによる筋肉の緊張は、血行不良を引き起こします。 ・新陳代謝の低下  運動が不足してくると、筋力が下がるとともに筋肉の量も低下します。そうすると基礎代謝も下がるので、新陳代謝が悪くなるという悪循環が起こします。 ・ホルモンの影響  女性の場合、ホルモン濃度の関係でむくむ人が多いくなります。時期は、生理が始まる前の一週間ぐらいといわれます ・ビタミン・ミネラルの不足  どれが不足しても影響はあるのですが、カリウム・カルシウム・マグネシウムなどの不足は、特にむくみに影響してきます。 あまり運動をしてない標準的な女性の身体は、男性よりも筋肉量そのものが少ないものです。基礎代謝も少ないだけでなく、足からの血流も心臓に戻ってきにくい身体つきをしています。そういう複合的な事情が絡み合って、男性に比べて女性のほうが「脚がむくむの!」と訴える人が多い傾向があるようです。 このほか、心臓病や腎臓病などの病気によるむくみ。薬の影響でむくむといったことがあります。一時的な血行不良などは、湯船につかれば回復してしまいますが、原因がとり除けなかったりあまりにひどい場合は病院で検査することをおすすめします。 ・浮腫みの原因は2つだけ? むくみの原因は大きく2つに分けられます。「一時的なもの」と、「病気が関与するもの」です。 ほとんどの方が経験するのは「一時的なむくみ」のほう。原因は、1日中同じ姿勢を続ける仕事などにあります。接客やレジなどの立ち仕事が多い人や、1日中デスクに向かってパソコンに向かう仕事など、とにかく同じ姿勢を長時間続けることで、むくみは起こります。 下部に滞留した水分が、血の流れを邪魔して、酷使した筋肉が疲れや汚れた血液を心臓に戻す力が弱くなっていくという悪循環を招いているのです。「一時的なむくみ」の解消法は比較的簡単であり、いますぐにでもできることもあります。 問題は、病気を原因としたむくみです。 むくみが症状となって現れる病気は、思いのほか多いものです。顔や下半身、足のむくみがなかなか解消されずに長引く。むくみ以外の症状がある場合は、腎臓や心臓、甲状腺の病気などが関連するかもしれません。

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